2010.12.01
Vol.35 〈龍馬さんが達者していたら・・・〉
　

　NHKの大河ドラマ「龍馬伝」が最終回を迎えました・・・
私も毎週、楽しみに見ていました。と云うより見入っていました・・・。
なんともいえない福山雅治さん演じる龍馬さん！毎回と云っていい程、痛快な気分になるのは私だけでしょうかﾈ・・・！？
見終わった後に爽やかさが残り、又、直ぐ次回を見たくなる様な気分になります・・・。

過去の大河でも「翔ぶが如く」で龍馬さん役の佐藤浩一さん。
「新撰組」での江口洋介さん。「篤姫」での玉木 宏さんと・・・龍馬さんを演じる役者さんは沢山いましたが・・・

福山雅治さんは違いますなｱ〜〜
コンサートで１万人以上のお客さまを指１本で操る（笑）福山雅治さんだからこその
カリスマ性！残念ながら実物にはお逢いした事はないですが・・・凄いオーラをムンムン
発しているのでしょうﾈ・・・

　「龍馬伝」では毎回、見所があり過ぎて、語り尽くせないほどです。
私が一番感動した場面、台詞が・・・たしか第４６回の「土佐の大勝負」で龍馬さんが
久々に土佐に戻り大仕事（大政奉還）のまとめに入ろうかと云う下りで・・・
大殿様（近藤正臣さん演じる山内容堂公）との遣り取りです。
大政奉還の建白を迫るシーンで、大殿様が「答えやぁ〜坂本！武士も大名ものうなったらこの世の中に何がのこるぅ？」と一括、唸りました・・・龍馬さんは一瞬、逡巡したかと思うとしっかり大殿様を睨み付け・・・「日本人です！」
『異国と堂々と渡り合う、日本人です！！！』
と言い切りました。（格好良すぎ☆☆☆☆☆）

今まさに龍馬さんはあの世で・・・
尖閣諸島問題、ロシア大統領の北方領土視察、北朝鮮の韓国領土への砲撃等々
我が国を取り巻く数々の難問をどう観ているだろうか・・・
異国と堂々と渡り合えるどころか・・・今のところ、やりたい放題されている日本。

「坂本さん！日本を頼みます・・・」と逝った高杉晋作さん
や他、数え切れないくらいの幕末の志士達。

龍馬さんはこんな日本にするために東奔西走していたのではないろう・・・

「世の人はわれを何とも言わば言え。
　　　　　　　　　　われがなすことは、われのみぞ知る」

「・・・わしは・・・この命を使いきれたかねや・・・」

坂本龍馬、　享年３３。

自分も龍馬さんの享年をはるかに越えました・・・
龍馬さんが達者しとったら・・・きっとこう云うであろう
「おまんら！いったい何をしゆう・・・」と